いざ香港

今年の夏旅行は香港です。
それはすでに2月に決まっていました。なぜなら、この時期に飛行機を予約しておくと、とても安いから。それは私たちにとって不確実な将来に向けての賭けでもありました。予約をした後に、わたしの3月香港出張が決まったことにより、出張は8月旅行に向けた実踏(←教職用語?)という裏のミッションも課されたわけです。
震災を経て不確実な要素が増したり、前日に長男くんに水疱瘡と思しき兆候が現れたり、ハラハラしたわけですが、何とか行くことができました。

1日目(出発→到着)

離陸は19時前。到着は深夜です。

行きの機内食は息子くんたちのお口にあったようです。オンデマンドも充実していて、それほど退屈はしなかったようです。

二日目

午前中はホテルのある沙田(ShaTin)付近ですごしました。ふらっと散歩した後にホテルのプールでひと泳ぎ。長男くんはこのプールが楽しかったようですが、ここで完結してしまっては香港に来た意味がありません。
その後、香港島に向けて出発しましたが、プールで体力を使い果たした息子どもは移動中のMTR内で撃沈。香港島で食事をしようと思っていましたが、休ませる(寝かせる)目的も含めてここで昼食

↑間に合わせで入ったSOGOのフードコートのニンジンがやたら多いチャーハン。ここで長男くんは小龍包の味にめざめたようです。
二人とも目が覚めたところで、スターフェリーに乗って香港島へ向かいました。

山頂からの眺めを見るべく、ピークトラムに乗るつもりでいましたが、山頂直通のバス発見。すかさず乗り込みました。結果的にはこれは正解で、日曜日のこの日のピークトラムは混んでいたようです。山頂の帰りのトラムは行列ができていました。

夜景もいいですが昼間の景色も絶景です。当面日本の建物の展望台レベルでは退屈でしかたが無いと思います。


次男くんは楽しそうにしていますが、べつにこの景色も豚に真珠。「ほてるのおうちにかえりたい。。」とかこぼしていました。

下山もバスを使いました。香港のバスはアグレッシブです。カーブもかなり切れ味鋭くハンドル切ります。バスの中でウトウトしていたせいもありますが、カーブのたびにシートから振り落とされそうになりました。
ところで、この地域にはセルフサービスの店でも食べた物を下げるという習慣がないようです。マクドナルドでも食べた物はとっちらかったままです。一体どの席が空席なのかもわかりません。現地の人も前の人が食べた残骸が置いてあるとこに座って、そのまま自分のものを食べ始めるということを自然にやっています。これはちょっとしたカルチャーショックでした。

3日目

この日はディズニーランドです。前評判はいろいろ聞いていましたが、百聞は一見に如かず。行くことにしました。結果から言うと、比較することによって東京の徹底ぶりを改めて実感しました。通路にごみや落ち葉も少なくなく、植木も微妙に手入れが行き届いておらず、キャストの皆さんの応対にもバラツキがあり、困ってそうな顔していたら声をかけてくれたり、ステッカーを息子くんたちにくれたりする人から、風呂屋の番台のおばちゃん状態で、仏頂面で客を手の甲でさばいている人まで様々いるあたり、逆に見ていてオモシロい感じでした。

↑イッツアスモールワールド。

↑さすが香港。食事は東京の数十倍うまいです。

↑あれ?お城ちっちゃくね?聞いたところによると、シンデレラ城ではないようです。

長くても60分以下の行列でアトラクションに乗れるのは魅力的です。前評判ではもっとすいているとのウワサでしたが、この地域の人口密度を考えると、こんなもんなのかもしれません。ただし、割り込みが多いのも気になります。この割り込んでくる人たちが現地の人なのか、よその地域から来た人なのかはわかりませんが、普通に並んでいても後ろのほうからプレッシャーを感じるあたりは、東京と違うところでしょうか。

4日目(帰国)

早朝のフライトなので、4時起きで出発いたしました。
お土産を買う店もそう早くは開いていないので、ロクに買い物できずに飛行機に乗り込んだ感じでした。

機内は行きも帰りも寒く、帰りの次男くんはこんな感じでした。まさにたらこキューピー状態。このあと彼は機内食がでる前から成田到着まで爆睡していました。

総評

無事に行って帰ってこれたことに感謝。香港はバイタリティーのある国です。週末のショッピングセンターを初めて見ることになりましたが、人の多さ、そして貴金属店に群がる人だかり。これらを見るとなんだか日本にはないものがあると感じるわけです。ご飯はどれも美味でした。買い物はしませんでしたが、うまい食事ができたことが何より満足です。慣れたころに帰るのが旅行の残念なところ。まだまだ見れていないところがたくさんあります。そんな気がします。数回迷子になりかけた時に見せた長男くんの必死の形相が脳裏に焼き付いて笑いが止まりません。あと、現地では次男くんが老若女子に人気でしたなぁ。