えのしま

三連休最終日、しかも打って変わって好天との前情報を得て、思いついたのが海。そう、花といえば桜。海といえば湘南江の島である。
出不精の俺が、珍しい前日の出発予告。かーちゃん曰く「やけに乗り気なのに驚いた」。ひと言、江ノ島江ノ電が大好きなの。俺。

新宿にて

新宿からロマンスカーに乗る。

先頭で記念撮影。これは先発の箱根行き。カッコよかったので撮ってみた。カッコイイだけあって人が群がっている。息子のを立たせて写真を撮ろうとカメラを構えると、鉄ちゃんが俺に対しカメラを差し出し「撮ってください」。これから俺が息子を撮ろうと思っているところに割り込むこの空気の読めない姿に心を痛めながら、やっつけでそいつのシャッターを切る。そんな場面に直面し、こういう鉄道オタクは電車に乗ることが目的で、旅が目的じゃないよな、多分、と勝手に想像してみる。一体箱根に何しに行くんだろうか。


で、実際のったのはこれ。ふつうのロマンスカー

藤沢にて

片瀬江ノ島まで行ってしまってもよかったのだが、最初の目的地は七里ヶ浜。というわけで、藤沢で乗り換え。


江ノ電乗車

昼食

なぜ七里ヶ浜かというと、目的は昼食。ここにはかーちゃんのお気に入りのカレーのお店がある。開店前から並ぶので早めに到着。すると、テラスに入れてくれたので、

息子はぬり絵で時間つぶし。塗ることに意義があるといわんばかりのはみ出しぶり。いろも行き当たりばったり。

ところでこの店、入り口にこんな注意書きがある。


静かに出来ない子供を断る理由はなんとなく分かるにしても、「手ぬぐいの頭巾などの服装の方々」の意味がわからん。この間接的な言い回し。何かの比喩か?いくつか勝手に想定してみた。

  1. 手ぬぐいとは「スカーフ」のことで、ヒッピーみたいな人を排除しようとしている。
  2. 手ぬぐいとは「バンダナ」のことで、ロックンロールな人やNBAな人を排除しようとしている。
  3. 手ぬぐいとは「タオル」のことで、現場仕事の人を排除しようとしている。
  4. 手ぬぐいとは「三角巾」のことで、おふくろの味に採用されては困る味付けがある。
  5. 手ぬぐいとは「ターバン」のことで、本場インド人に知られては困る味付けがある。

いずいれにしても、甚だ手前勝手な注意書きだ。

さて、前回は「シーフードカレー」、今回は「なすとひき肉のカレー」にしてみた。さすがにおいしい。ただ、海の見える窓際の席で食べるというそれだけでおいしい気分になることも否定は出来ない。ここの店のカレーは結構ボリュームもある。おかげさまでかなり満腹。

再び江ノ電

七里ヶ浜から江ノ島へ。
江ノ電は街に溶け込んでいる。電車は住宅地をすり抜け、道路の中を走る。もちろん柵がないことも珍しくない。


こんな感じで電車に手を振ることも出来る。気の利いた運転手さんが汽笛で返してくれる。


電車からの海の眺めもなかなか。特に鎌倉高校前〜七里ヶ浜間の景色は格別だ。

江ノ島新江ノ島水族館

江ノ島下車。ここから新江ノ島水族館まで歩く。そこまではちょっとした商店街がつづく。ここ江ノ島はどうやらしらすが売りらしい。どの店もしらすのメニューがある。「生しらすあります」なんて張り紙まである。つぎはしらすもいいかも、なんて思いながら歩いてると、射的とスマートボールの店発見。寄らない手はない。


これは結構オモシロイ。こういうレトロなゲームがもう少し身近なところで遊べないもんかね。

で、水族館。


水族館入り口でおっぱっぴー。この人、誰かに似て、カメラの前であまり真面目映る気がない。ただ、歳を重ねるに連れて、水族館とか動物園のようなものには感心度が上がっているようで、館内も縦横無尽にウロチョロしていた。興味があるということはよいことだと思う。が、たまたま隣で水槽を眺めているお姉さんにやたらと絡むな。


という、1日湘南江ノ島の旅であった。つぎはしらす丼江ノ島本島を攻略するぞ。