きんようび

火曜日に週末の話をしたら、気が遠くなりました。週末の話は金曜日以降、早くとも木曜日以降にすべきだと思います。
というわけで、明日は長男の運動会です。

では話題をひとつ。

歴史と英雄

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081010-00000021-jij-int
ビートルズは英雄ではない。だそうな。

まず、記事からは情報量が不足しているので、なんともいえないが、そう言わしめる根拠となるデータには興味がある。
たとえばビートルズは英雄ではないが、ストーンズは英雄だ。というのであれば、その比較にも興味があるし、そういう意味ではなく、メディアに露出する商売を伴う人間には英雄の除外要件である。つまり、プレスリーストーンズはもちろん、プロ野球選手も英雄にはなりえない、すなわち英雄はその行動が自己の営利とつながっていてはならないという根拠なのであれば、美談過ぎるがなんだか一理あるような気もする。

個人的に1つだけいえるのは、英雄かどうかはリアルタイムで判断されるべきではなく、歴史によって評価されるべきということ。つまり、そのとき開拓者や冒険家として英雄といわれていた人も、数百年後には侵略者という評価に変わってしまうケースもあるからである。群集がひとつの事象に熱狂するとき、その人々は冷静な判断力を失っていることが多い。適切な判断はある一定の時間が経ってから行われるべきなのである。
この点で、歴史学者が英雄について触れていることは妙に納得がいく。

ビートルズの評価もそろそろそんな時期に来たのかもしれない。