銀行のはなし

  • 今日のはなしはかなり独断と偏見だ。あらかじめこう記しておく。おれは銀行が嫌いだ。保険屋も嫌いだ。金で金を作る仕事だからだ。金を回して金を生む。こいつらは言葉遣いが丁寧なヤクザだ。
  • 金は都合のいい人にしか貸さない。そのくせ金利ほとんどつかない。さらにお金をおろす時には手数料がとられる。つぶれたら預金額の保障に制限がある。そのくせ国からは資金援助をしてもらっている。にもかかわらず高収入である。なんで嫌いかって言えばこんなところだが、本当はこんな事ではない。もっと身近な問題だ。
  • あれは俺が大学四年の頃、就職活動真っ盛りだ。今日も会社訪問。と、緊張感を高めて電車を下りたが、その緊張が高まったのはおれのお腹だった。その緊張感は危機感へと姿を変える。急いで駅を出る。辺りを見回す。まず目に入ったのは銀行だ。そう、おれが金を預けている銀行だ。迷う猶予は無い。駆け込む。問い合わせてみる。だが、そこにつったっていた銀行員のおっさんのひと言は「トイレは外に公衆便所がございます」だと。。
  • だから銀行は嫌いだ。預金者にトイレすら貸さない。確かに銀行は便所ではない、だが、こいつらには顧客志向のかけらも無い。一般企業だったらこんなサービスの悪い会社は、とっくにクモの巣がはっているはずだ。こんなやつらをぬくぬくとさせている国が悪い。やっぱり言葉遣いが丁寧なだけのヤクザだ。一番タチが悪い。
  • だれか、銀行に金を預けるメリットを教えてくれ。