おそばのはなし

  • 蕎麦が好き。蕎麦は蕎麦でも立ち食い蕎麦だ。本物の蕎麦は手打ち蕎麦で立ち食い蕎麦は邪道だ、というのもひとつの理屈だが、そもそも立ち食い蕎麦と手打ち蕎麦を同じジャンルとして比較する事自体ナンセンスだ。いわばカップラーメンとラーメン屋のラーメンを比較することにちかい。
  • 麺類に大事な要素の「コシ」。立ち食い蕎麦ではそこまで重要な要素ではない。コシではなく適度に歯ごたえさえあれば良い。
  • 天ぷらはふんわりサクッと、がベストであるが最低限ふんわりしていれば良い。つまりコロモだらけでかまわないので、中まで揚がっていれば良い。分厚いかき揚げは一見ボリュームがあるが中のほうがナマである可能性が極めて高い。見栄えこそ悪いが平べったい方が無難なのである。
  • 価格は天ぷら(かき揚げ)そばで300円が基本と思っているが、最近は350円前後になってしまっている。
  • お気に入りの蕎麦屋茅場町の「がんぎ」。十日町そばである。手打ち蕎麦と立ち食い蕎麦は別物と前述したが、この店に限っては例外。それを覆すクオリティーがある。茅場町に来たら腹が減ってなくてもここに行きたいと思ってしまうのである。三田にもあるらしい。