今日のハゲ

電車でハゲが一人。シートにすわり、大きく足を組む、そう隣の人に足の裏を見せる足の組み方である。露骨に迷惑。足の裏の方向の隣の席には誰も座れないじゃないか。まだ立っている人も多いのに。偶然同じ駅で降りる。そのハゲオヤジは豪快に一段飛ばしで「エスカレーター」を駆け上がる。そんなに元気があるのなら電車で座るな。一段飛ばしで駆け上がるなら階段を使え。と心の中でつぶやく。よく見れば、コテコテのアブラギッシュハゲではないか。そう、ここからはハゲ行動学による独断と偏見だが、このてのアブラギッシュハゲ、無頓着で実にエネルギッシュ。おそらく男性ホルモンがつよく、動物性蛋白質を過剰に摂取しているのが要因と思われるが、そのフィジカルな強さに毛根が負けてしまったという印象。社会を勢いと体力と男臭さで渡り歩くタイプが実に多い。つまりこの手のハゲは出世組に多い。決断が早い、アピールがうまい、いざというときに頼りにならない。よって結論。

    • テカテカしたアブラギッシュハゲの動きは用心して観察すべし。
    • そいつは味方であり敵でもある。
    • 二人そろって歩いているのを見たら、その日はきっといいことがある。