てにす②
そんな昨日のテニスの帰り道、ラケットを忘れた事に気がつく。テニスプレイヤーとしての自覚はなく、テニスプレイヤーとして失格である。他にもテニスプレイヤーとして失格な部分がいくつもある。
- 忘れて帰ってくる以前に、テニスに出掛けるときに幾度となくラケットと忘れて出掛けようとした事がある。
- 初めてテニス場に来たときに、シューズを所持せず、裸足でプレイした。真夏の日差しとそれを受けた灼熱の地面は俺の脚に容赦なくやけどと擦り傷を作った。
- 懲りずにテニスシューズ買わず、スポーツサンダルでテニスをした。コートのオヤジに怒られた。
- テニスシューズが足にあわず、バスケットシューズでテニスをした事が幾度となくある。
- 寝巻きの延長線のような格好でテニスをしている。
- そして何よりそのラケットは弟から借り続け、結婚を機に時効取得したものであり、道具に全くこだわりを示さない。
- そんなラケットには、つい最近までガットのマスに沿って、大きく俺の名字が漢字でラケットいっぱいに描かれていた。普通なら、メーカーのロゴとかかっこよく入れるはずなのに。俺の名字って直線だけで書けるから。。
- つまりボレーを打つたびに自己紹介しているわけである。
- プレイ中はストロークよりもプレイ間隔でのトラッシュトーク*1のほうが盛んである。
- 他人のプレイ中も野次ばかりでスコアのカウントもしない。
- でも最低限サーブのときは静かにしている。
というわけで、まじめにテニスをモノにしようとしている人とは絶対にできないこんな邪道なテニスが俺にとっては何より楽しい。
ちなみにラケットは今日追跡が完了。取りに行くのはなんと2週間後。これもテニスプレイヤーとして失格なり。