代打!おれ
かの名捕手、ヤクルト古田選手がついに決断。プレイング・マネージャーに就任することになったらしい。名選手≠名監督ということは以前にも指摘した。しかし昨年の選手会長としての行動力、リーダーシップ、判断力、交渉力、説得力そして何より頭脳。この人については名選手であるとともに組織のリーダーとして必要な要素を十分に兼ね備えた人物であることに疑いは無い。来年どのようなチームになるのかが楽しみである。優勝して楽天の監督になるであろう野村との師弟対決なんてのも見ものだろう。いつになるか見当はつかないが…。
で、気になるの事がいくつか。
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- 選手会はどうなるの?
- 選手としてプレーしているときに他のピッチャーにウォームアップの指示を出したくなったときはどうするの?
ま、そんなことはどうでも良いこととして、シーズンでのプレイング・マネージャーの姿を勝手にシミュレーションしてみよう。
選手としてプレイ
この試合の古田はスタメンでマスク。5回の表、1アウト2塁。次は苦手の強打者。一打逆転のピンチ。古田審判にタイムを要求、ピッチャーのところへ駆け寄る。
実況:「さあ、古田がピッチャーのもとへ行きました、どんな言葉を交わしているのでしょうか」
古田 :「おまえ、交代」
ピッチャ:「まじすか?」
キャッチャーに交代を宣告される姿。こういうのを青天の霹靂っていうのでしょうかね?ところで、監督が二回ピッチャーの所に行くとそのピッチャーは交代しなければならないというルールがあるが、こんな場合はどうなるのだろうか?
監督としてベンチにて
この試合の古田はスタメンには名をつらねず、ベンチにて監督業に徹する。回は7回裏、2アウト2・3塁。一打逆転のチャンス!
ヘッドコーチ:「監督、チャンスですよ!」
古田 :「よし、代打!おれ」
チームの期待を選手に託すのが監督だが、プレイング・マネージャーはその期待を一身に背負うことも出来る。「代打!おれ」は決してお手盛りという意味ではなく、すべてを背負う男の決意の現れである。とてもカッコイイ。