魔の月曜日

おい、あと5日も働かなくちゃならんのかよ!?という月曜日。この間も書いたがこの季節はとりわけ空調が不安定だ。風の流れが無く、人口密度が過密なうちのオフィスは、こんなジメジメした日は限りなく地獄に近い労働環境になる。空気はよどみ、湿度は上がり、酸素濃度が薄い。そのうえ騒がしい。ついに夕方にはネクタイをはずすこととなる。時々支店に行くと軽く聞かれるのが「本社ってどんな感じ?」。もちろん回答の第一声は「空気悪いっすよ」。明らかに誤解を招く発言。というわけで話題をいくつか。

空気の読めない男

よく効く言葉に「空気を読む」という言葉がある。言葉に出されなくてもその場の雰囲気みて臨機応変に行動することの意あろうとおもわれる。あうんの呼吸だったり、言わずもがなだったりの日本の文化ならではの言葉とも思われるが、いかに空気が読めるかどうか、相手と間合いが取れるかどうかが大人度のひとつのバロメータであろう。身の回りにこの空気の読めない男がいると何かと面倒なことがあったりする。
この空気の読めない男、身の回りの問題だけかと思ったらどうやら国家単位でも当てはまることを今日思い知らされた。かの総理大臣はあれだけの隣国の反発をストレートに受けながら今年も参拝を強行した。政治問題になるのでココで靖国参拝の是非については触れないが、あの人の頑固さにはビックリする。自分の信念と国益とをはかりに掛けられないその姿に絶望する。「靖国問題が関係の中心ではない」のような発言をするあたり、空気が読めないどころの話ではなく、人の話を聞いていないようにしか見えない。
うちの会社の先輩も今中国に出張中である。今回の件は中国の人の感情も刺激している。そのせいで現地の日本人に何かあった場合、事実的な因果関係を辿っていくと責任は総理大臣にあるということになる。あの参拝でどれだけの人が迷惑をこうむっているのかを良く考えて行動して欲しいものだ、明らかに不利益のほうが大きい。

ロッチ

そういえばビックリマンのニセモノにロッチなんてのがあったな、なんて話は蛇足で、パリーグの優勝が決まった。じつに31年ぶりだというからそれはめでたい話だ。
それと同時にレギュラーシーズンで1位だったチームが二年連続で日本シリーズ行きを逸するという惨劇も目にすることになった。ホークスにとっては今までの一年がたった五試合で水に流されるといった印象であろうか。先日触れたがプレイオフの問題も再検討しなければならない段階に来たのではないか。
バレンタイン監督はもちろん外国人監督で始めて優勝した監督ということもさることながら、日米でリーグ優勝を経験した監督ということになるそうな。かつて広岡から「野球とベースボールは違う」などという詭弁を発せられて日本を後にしてから数年、よくぞまた帰ってきてくれたと思う。別にロッテのファンであるわけではないが。でも昨今のファン離れが激しいプロ野球界にあってこのロッテという球団は、ファンに目を向けた数少ない良質な体質の球団であろうと思う。