たんじょうび

誕生日をむかえた。俺もついに30だいの仲間入りである。子曰く「三十にして立つ」。おい、俺の息子は10ヶ月で立ったぞ。不惑の歳まであと10年。少年老い易く学成り難しと教わった歳をはるかに越え、結局学ならずに現在に至る。これからどれだけ成長できるかは非常に未知数である。かーちゃんには「定年まであと倍だね」といわれ愕然とする。今までの人生倍生きてやっと定年。人生忍耐との戦いである。
などと感慨にふけっていたわけでもなく朝起きると、息子のカラダが熱い。そしてかーちゃんは寒そうである。そう、二人そろってお熱である。おいおい何もこんな日にというタイミングの悪さ。唯一のこった健常者は二人を病院に連れて行くのであった。
家にて氷枕を準備*1
ときどきかーちゃんに体温を聞く。

「何度だった?」

「ピラミッ度」
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たのしい誕生日であった。

*1:氷枕はいくつも冷凍庫に準備してある。ゲル状のぷよぷよのやつ。なんでいくつもあるのかはいつぞや夏ごろに書いた記述を参考に。