いたずら

とむです。

「こんばんは、トムクルーズです。」


はい、失礼致しました。





というわけで本日仕事中に突如かーちゃんからメールが来る。本文はない。なにやら画像だけが添付されている様子。われのケータイは添付があった場合は再度受信し直さなければならない。その間10秒。色々な憶測が駆け巡る。そしてわれの目に飛び込んできた映像はなんとも凄惨な衝撃画像であった。

CDラックが倒れている。一面に散らばる無数のわがコレクションたち。そしてそこには容疑者の姿も。いつかはこうなることが分かっていたとしても非常に悲惨な現状である。ところで、なぜノーコメントでメールが来たか。そのノーコメントという所作には、「ふふふ、ぱぱ、大変だね」という他人事にも聞こえそうな声が含まれているようにも感じる。
家に帰ると、案の定、惨状は当時のまま残されていた。


:
おままごとセットと入り混じりラックの下敷きになるわがコレクション。そして、してやったりの笑みを浮かべる容疑者。テレビでは「ASIENCE」のCMでチャン・ツィーが行方不明になってうろたえる金髪女性の画。片付けるのが大変じゃ。大奥を見ながら片付ける。CDはアーティストごとに。左からデビュー作。関連するアーティストはその隣。上がロック。下はクラシック・ジャズ・邦楽。。ところで大奥ってドラマはホラー映画に近いね。何が近いって?ドラマを見終わったときの感覚が。つまり、見た後に「この世は平和じゃ」と思うところがだよ。そしてこのドラマのいいところは、

    1. 時代劇俳優が出ていない。
    2. BGMがモダンである。
    3. 勧善懲悪のノリが皆無である。
    4. そしてチャンバラもない

というところ。時代劇のジジ臭さが感じられないところがあの時間帯で放送できる所以か?
などといっているうちにセット完了。

:
いつまで維持が出来るものか。ま、時間の問題というよりこの行為そのものが焼け石に水という説がある。

うちの息子のイタズラもなかなか本格的になってきた。そもそも、イタズラという言葉は動機の時点でそれが「悪いことである」という認識があるという要件を満たしたときに成立するものであると考えるわけである。つまり、ウチの息子にはまだその認識があるかどうか、おそらく無いので、ココではイタズラではなく、「ただ単に興味のあることを好き放題やっている」ということになるわけである。つまり、悪いことは「悪い」という概念が理解できるようになってから教えてやるのが得策。いまから頭ごなしに「だめ」では積極性を培うことが出来なくなるという恐れがあるわけである。はい。建前ございます。そんなに悠長には構えてられないのが現実にござりまする。