またまたきんようび

こいつはカッコイイのか?

こんばんは
「サッカー界の琴欧州です」


はい、失礼致しました。


先日、仕事で品川駅に寄った。もともと品川駅構内は再開発後、非常に広くにぎやかになったが、最近更にお店が追加され、ヘタなデパートの食品売り場よりも興味深い。と書いたが、別に俺は駅構内の店になんかまったく興味は無い。興味があるのは「駅そば」だ。品川駅で立ち食いそばでも食べようと思ったら迷い無く「あずみ野」に行く。もうひとつ「あじさい」*1がある。「あずみ野」を差し置いて「あじさい」には行かない。この「あずみ野」、少々歯ごたえ(コシではない)のある蕎麦、中までしっかり揚がった天ぷらが魅力。そばを注文すると麺の入ったどんぶりにつゆをかける。茹でない。というよりすでに茹でてあるのだろう。食券渡してから出てくるまで数秒。立ち食い蕎麦としての要求品質を満たしている。
ところが、先日「あじさい」のあったはずの店ののれんが「しながわそば」って変わっていた。お?もしやテナント替え?と思ったが店内には「Suica」のペンギンの看板。こりゃ経営母体は変わっていないことには間違いない。さて、中身にオリジナリティーはあるだろうか?半信半疑である。「しながわそば」などとご当地色を出すからにはそれなりの覚悟があっておかしくない。でなければ詐欺だ。
撃沈覚悟で店内へ。俺の中のルールでは、まず、始めていくお店では「天ぷらそば」を食べることにきまっている。その食券を手にテーブルへ。店員多し。席へ案内される。店員に食券を手渡す。テーブルには椅子が備え付けられている。この時点で立ち食い蕎麦としては過剰サービス。あじさい色満載。なんと出来上がった蕎麦を店員がテーブルへ運んでくる。言語道断である。立ち食い蕎麦屋としての粋な要素はどこにも無い。しかも結構待たされる。この店は立ち食い蕎麦屋になりたいのか?いわゆる町のそば屋になりたいのか?ポジショニングは非常に中途半端である。
とりあえず、食べてみる。出てくるまでに時間がかかっただけあるゆるめの麺、外はなんとなく揚がっているが中身は粉っぽい中途半端な揚がり具合の天ぷら。無難でインパクトの無いつゆ。間違いなくここは「あじさい」だ。変えたのは外見だけだ。「あじさい」とは違う味付けだなどと主張するのであればそれは許されない。一般的な舌をもってしても分かりづらいその違い。おそらくまったく同じだとは思うが、詐欺である。「しながわそば」には「あじさい」にないオリジナルメニューがある、だとしたらなおさらがっかりである。
とは言ってみたが、俺はこういう経験は良い経験だったと思うことにしている。二度目は行かないほうが良いという経験値が身についたからだ。というのはこの前も書いた。

*1:JR東日本の子会社が運営するそば屋。JR東日本管轄の多数駅構内に点在する。チェーン店らしい無難な味、関西風のダシも選べる。だた、無難な味は言い換えればインパクト薄。天ぷらは粉っぽい。ココではなるべく天ぷらそばは食べない。