祝 減量生活一周年

昨年10月1日に減量宣言を行ってから1年が経過いたしました。
思えば色々でした。半信半疑で始めた減量生活。当初の目標は3ヶ月で10キロ。デジタル表示の体重計を買いました。大盛りを禁止にしました。おかわりを禁止にしました。なるべく少ない量で満足できるように、よく噛んで食べるようにしました。満足がいっていないお腹のために、「茶腹も一時」量に関わらずいずれはある一定の満腹感は得られると自分に言い聞かせました。よく噛んで食べたら、一週間後に額関節が筋肉痛になったのには驚きでした。
食事制限だけでは頭打ちな部分があったので、会社帰りの道を2〜3キロ歩きました。運動による消費カロリーというのは大したものにはならないので、どれほど減量に寄与したかどうかは計れませんが、なまっていた体が目覚めた感じでよかったと思います。いまではその帰り道の3分の2は走っております。歩き始めの頃には歩いただけなのに筋肉痛になったのには驚きでした。
一番比重の多い夕食後に計量するようにしました。食べる量を抑制することに寄与したと思います。グラフに記録しているのはその、夕食後の体重です。今現在は帰宅後・夕食後・起床後の3回計量しております。なんとなく体のリズムが分かるような気がします。
昔減量する前、とにかく食べていた時には、空腹になると「3時間後に死んでしまうのではないか」という危機感を感じたものです。デブはその外見とは裏腹に食に対する興味以外に食に対する危機感や不安を抱えているのです。減量を開始してからは空腹感をおぼえたときには「腹の中に何もない今、自分自身の体を使ってエネルギーを燃焼している」と思うようにしました。
ヘルシアウォーターも飲んでみました。どれだけ効果があったかはわかりません。
紆余曲折ではありましたが、当初の目標(3ヶ月で10キロ減)も何とか達成し、累計では一番減った点で計算すると17.1キロ減らすことが出来ました。

定番のヤツを公開してみます。


減量前にはいていたチノパンで撮影
実際撮ってみると思っていたほどあんまりインパクト無いです。でも、このズボンはボタンをしたまま脱げます。

減量してよかったことがいくつかあります。

  1. 体が軽くなります。信号青点滅でダッシュしても、全然平気です。
  2. いびきがなくなりました。日中眠い度合いが改善されました(いつも眠いのは変わりないが・・・)。
  3. いままで、「デブ」「デブ」といじってきた人がいじれなくなりました。
  4. 人から褒められます。悪い気はしません
  5. 健康診断の数値が改善しました。
  6. ちょっと若返ったような気がします。
  7. 既にはけなくなってしまっていたズボンを再びはけるようになりました。
  8. でも、今まで着ていた服が着られなくなりました。

ただ、世間は太っていた時にはさんざん「苦労が足りない」と言いますが、痩せることと苦労との因果関係は一切認めません。勝手です。失礼です。減量してから世間はデブに対して冷たく、ハゲに対して最大限の気を使っていることを実感します。ハゲはカツラで隠せますが、デブは衣服では隠せません。なぜそんなハゲを世の中は腫れ物に触るように扱うのか、とてもイライラしたこともありました。

でも、そんなデブに朗報です。ハゲ頭の毛根からは二度と髪の毛は生えてきませんが、デブについた肉は落とすことが出来ます。

というわけで、

世の中の減量したいデブに告ぐ。
「1ヶ月でこんなに痩せました」という商売に反応するな。短期間で結論を出そうとするな。アレは、デブの潜在的な焦燥感に漬け込んだ商売の罠だ。そもそも、その体重になるのに何年かかっているのか。5年かかって増やしたものを1ヶ月でリセットできるほど世の中簡単に出来ていない。金をかけて(食べるものを調達して)太ったのに、痩せるのにも金をかけるのはおかしいと思わんか。まず、仮に1ヶ月でものすごい数値が落とせたとしても、その後が大変なのである。それは

  1. 急激な体重の減少はリバウンドのリスクを高めるから
  2. 生活習慣が変わらないと、根本の改善にはなっていないから

大きく上記2点の問題があるからである。まず、1ヶ月に自分の体重の5%以上を減らすと、体が飢餓状態と認識し、基礎代謝を下げる。そうなると、普段の食事でさえ溜め込んでしまうことになる。また、筋肉の量まで減らしてしまうような減量をしてしまうと、これまた基礎代謝を下げるので、自然と溜め込んでしまうのである。そして、いくら体重がある一定期間で減らせても、食べる欲求レベルが抑えられていなかったり、食べるクセが変わっていなければ、元に戻るのは時間の問題だからである。

極端な言い方をすると、5年かけて増やしたものは5年かけて減らすつもりで。そこまでいわなくても減量計画は長い目で。休み休みでも、継続することが大事。週に1日食べたいものを多少食べてもそんなに減量生活には影響ない(個人差はあるが・・・)。

偉そうに語ってしまいましたが、

始めた頃には、まさかここまで来るとは思っても見ませんでした。達成感を味わうことは出来ました。ただ、まだ高校時代のベストに届きません。そこまではいずれ到達することを目指して、今後も継続してまいります。