中野のそば屋

CMは結構好きです。どちらかと言うと笑えるのが好きです。
おそらく大金をはたかなければ作れないCMだと思います。その大金をドブに捨てるような使い方をしているようなワケの分からないCMが一番好きです。


ただ、例外があります。

競輪のCMは一線を画しています。これは作品としてかなり訴えてくるものがあります。

さまざまな人間模様や人生観が交錯する戦場と言う名の社会において、勝利の定義について問いかける。要するにみんなそれなりに必死なんです。という内容なのでしょうか。とてもいいです。

ところで、このCMの20秒過ぎ。

立ち食いそば屋のシーンがあります。ほんの数秒ですが、とてもなじみのある風景です。これは中野の駅前のそば屋です。白い暖簾。銀色の鉄板のカウンター。冷水機。グラス。ブリキの七味入れ。チョット太めのそば。98%の確率で中野のそば屋です。大学生の時によく行きました。サンモールの入り口にあります。この店の特徴は、先ほど触れたチョット太めのそば。立ち食いでは珍しいです。そして、カウンターにはおろし生姜があります。これがそばにとても合います。途中で入れるのが通です。

たぶん、このCMをみて店を特定できるのは、1億数千万の日本人の中でも、30人くらいでしょう。根拠なし。