864分の1について考える

むかし8分の5チップっていうポテトチップありましたな。あのサイズは結構食べやすかったですね。
という話ではなく、今回はこれ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100712-00000007-rcdc-cn

ドイツのタコさんが予想を的中だそうな。しかも8戦連続的中。

すごいことです。

じゃんけんでそんなに連勝したことあったでしょうか。いやない。基本母体数が多くなるにつれて二分の一のものはより二分の一に近くなり、分布するものは正規分布するのが世の常です。

で、8戦の結果を的中させる確率は、単純に考えると2の8乗なのですが、厳密に言うと予選はの3試合は引き分けもあり得るので、3の3乗×2の5乗になるようです(数学博士の高校の同級生先生に確認済)。ちなみにタコさんが引き分けを予想する仕掛けを行っていたかどうかは未確認です。

ま、的中させるには864通りの選択肢があるということです。そのうちの選択肢をタコさんは地道にピックアップしていったわけです。

予想というのは一つですから、ワールドカップが864回あったら、一回は的中できるわけです。ただ、そのためには3456年生きなければなりませんから、ある意味ハレーすい星に出会うよりもレアな経験をさせていただいていることに感謝。中国4千年のの歴史で始皇帝が一人しかいないように、ワールドカップの歴史の中で、このタコさんはほぼ4千年に一匹ということです。私たちはチョー歴史的な瞬間に立ち会うことができているわけです。

さて、しらふに戻ってこの予想をどれだけの人ができているか。タコさんはドイツだそうなので、ドイツにフォーカスをあててみます。

ドイツの人口はWikpediaによると約8100万人だそうです。そのうちの半分がワールドカップを見ていて、さらにその5分の1の人が8戦分の予想をしたとします。そうすると9375人の人が予想を的中させるということになります。

なんとも、微妙な感じです。



つまり、宝くじは当たりそうで絶対当たらないということです。


以上、ヨッパライのたわごとでした。