円周率のはなし

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050505-00000020-san-soci

  • 世の中にムダと判断されるものがある。または、それが時代によって有用と判断されたり、全く逆の価値と判断される事がある。価値とか尺度というものに普遍は宿らず、常に流動的なのである。そこにはさまざまな時代背景や環境の変化、主導者つまり声の大きい人の影響が要因となる事が多い。
  • また、表面的にはムダと思われるものが複雑な要因と重なり合い、結果的に良好な効果をもたらすということもある。ときに、それは直線的な解決法よりも円滑であったりする事がある。たぶん。つまり、そこにどのような”本質”が潜んでいるのか、本来狙いとしている趣旨がどのようなものなのかを見出す能力が必要とされる。
  • 「本質」は「価値」よりも根深い位置に属し、「価値」よりは比較的普遍的な意味合いを持つ。そう、「本質」とは良い効果をもたらすための真髄なのである。たぶん。
  • むかし「ばか」と呼ばれたガリレオは今や先駆者であり、英雄であったコロンブスは侵略者と呼ばれる。「功績」は本質と価値の複雑に交差する場面で行われ、歴史という学問によって評価される。
  • 以上を踏まえて、この円周率を8万桁覚えるという大技。表面的には何に役立つのか皆目見当がつかないが、めぐりめぐって何かに役に立つだろうか?ということを考えると非常に複雑だ。この人が普段はものすごく物忘れが激しかったら、俺はこの人の大ファンになる(余談)。
  • 仮に、必要とされる動きは、無駄な動きがあって初めて相対的に判断ができるものだとすれば、無駄はひとつの不可欠な行動であり、存在意義を感じる。そうだ、失敗は成功の素ってことだ(オチ)。自分で書いててわけわかんねーこれ。