クールビズに「待った」?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050608-00000097-mai-bus_all
ネクタイ製造業者などでつくる日本ネクタイ組合連合会(小堀剛会長)は8日、政府が提唱する夏の軽装化(愛称クールビズ)運動で、ネクタイ業界が打撃を受けているとして、小泉内閣の閣僚全員に「ノーネクタイ、ノー上着」というキャッチフレーズの使用中止などを求める要望書を郵送した。
 要望書は、小池百合子環境相が「男性がネクタイをはずせば、女性のひざ掛けがいらないオフィスになる」とコメントしたことについて「個別商品を排除している」と抗議。「ネクタイを締めなければ地球温暖化防止が達成されるかのような広報活動は再考されるべきだ」と訴えている。
 特に父の日(今年は6月19日)に近いタイミングで「クールビズ」のキャンペーンが始まったことは「業界にとって死活問題」だと指摘。父の日はネクタイ業界が1966年に提唱して広まったイベントで、業界にとってかき入れ時だが、連合会は「年間約2000億円(推定)のネクタイ業界の売り上げを2〜3割減らすのではないか」と予測している。
 小堀会長は「クールビズに反対しているわけではないがノーネクタイばかりが目立つと、中小企業が多いネクタイ業界ではつぶれる会社が出てくる」と話している。【小原綾子】
毎日新聞) - 6月8日20時20分更新

ネクタイ業者が反発の様子。リスクマネージメントの弱さから時代の流れ、マーケティング環境の変化に対応できず、最後の遠吠えをしているようにしか聞こえない。ここですべきは要望書を送るのではなく、つけても涼しいネクタイを開発することだ。それがすでに開発済みならば、必至こいて販促すべし。がんばれネクタイメーカー。逆境を追い風に変えるのじゃ。