CM考察

  • おれはカツラ評論家であるが、時々CM評論家になる。という訳でCMの気になるところをいくつか。
  • CMにはCMにしかない不自然で不可解なアクションがある。カレーのCMでスプーンの裏にカレーがついていなく、スプーンの中にはライスとカレーがきれいに半々になっているというのは、ヘンテコなこととして有名だ。もうひとつ、ビールなどの飲み物のCMの中で俳優が実際にその飲み物を飲んだ後に、飲んだ缶(あるいはグラス)をじっと見つめ直すアクション。あれは普段の生活ではありえない。あえて近い動きをあげるのであれば、レコード屋で試聴しているときに手持ち無沙汰でジャケットを眺める行為くらいだろうか?
  • 耳に残る歌を作ることが出来れば、理屈を超えて直感的に印象を植え付けることが出来るというのもCMの魅力。どこぞの光ファイバーのCMがSMAPにヘタクソな歌を歌わせているのも耳障りという点でかなりの印象度がある。今日ウチの姪っ子が「ちゅーちゅーちゅぶりらちゅぶりららー♪」って歌っていた。そう、パピコだ。ターゲットの子供に狙い通り印象付けられたのがこのCM。松浦亜弥とちっちゃい女の子が一緒にこのフレーズを歌っているものである。ちっちゃい女の子が歌う音程が微妙にずれているのだが、松浦亜弥と一緒に歌うと微妙にハモっているのも気になる。