死のロード終了

ロード第三章

第三章は名古屋。今回は日帰り。展示会の応援だ。搬入の都合上8時に名古屋駅に着かなければならないので、こっちを始発に出発した。強行である。でも、量販の営業の時には5時起きも稀ではなかった。最近はすっかり定時の出勤になってしまったので早起き慣れしていない。人間慣れってのは恐ろしい。これでわがロード三部作は波乱と大盛況のうちにフィナーレを飾った。

選挙

「やけくそ解散」からついに投票・開票に至った。自民党の圧勝だったらしいが、何でだったのか?我思う故に我あり、おそらく要因は

  1. 自民は郵政民営化に争点を絞った。
  2. 民主党は代表者のインパクトが薄かった。

人に物を理解してもらうためには、①ポイントを絞ること、②レベルを下げること。この二つに尽きる。小泉はポイントを郵政に絞り、「劇場型」と呼ばれる分かり易い仕立てにした。愚鈍なる民衆はその分かり易さに扇動されキャッチーでポップな自民党に票を投じたのであろう。全員が全員そうであったかと言い切ってしまうと失礼に当たるので差し控えるが、かなりの高い割合だったに違いない。分かり易さには落とし穴がある。善政をしてくれれば結果オーライなのだが、これらは独裁者がとる手法に良く似ている。だれかが「国民は目くらましにあった」と発言しているが、その是非やいかに、それは歴史が判断することである。
そのポップな部分を切り崩すのが野党の役割だったはずが、代表のキャラにパンチがなかったのが第一歩に支障をきたしたのでは?
忘れてはならないのが、かの総理大臣は議論を肩透かしでかわし、経済は丸投げで、外交が得意そうでない人であるということ。
あまり選挙番組をしっかり見たわけではなかったのだが、テレビ側の人間にホリエモンとまともな会話が出来る人がほぼ皆無だったのが残念。その内容の多くは聞き手が自分の勝手な思惑を彼にぶつけるものであって、彼の深層心理を引き出すものではなかった。それに対してカウンターを合わせようとすると話の腰を折ったり、揚げ足を取ったりをされてホリエモンもだいぶフラストレーションがたまったに違いない。