ナゴヤ

ゴヤ出張第二弾。

秋だ、ナゴヤだ、手羽先だ。
先月に引き続き、ナゴヤに向かう。今回は会議と展示会の二本立て。さすがに疲れる。初日に朝早く出発したこともあったが、二日目の展示会がコタエる。普段立ち慣れていないので、足に来る。展示会のたびに、お店屋さんはすごいと思うわけである。
帰りに新幹線までの時間が30分あったので、チョット何か食べようかと思ったわけであるが、よくよく考えるとナゴヤ名物は高いものが多い。ちなみに食べ物で単価が1000円を超えたら俺の中では「高い」と判断される。
というわけで、フラフラしていると、駅構内で「名古屋ラーメン」というヤツを発見。あってもおかしくないが、残念ながらそういえばそんなご当地ラーメンはあまり聞いたことがない。はたしてどんなラーメンが出るのか多少のリスクを背負い店内へ。
ラーメンは「しょうゆ」「しお」「みそ」などの種類があったが、まあ、最初はしょうゆを選ぶのが定石。ただ、ご当地ラーメンにバリエーションがあるのはいささか疑問である。オプションに何かと思ってメニューの裏をみると「黄金(こがね)チャーハン」ってのがるではないか。チョット興味津々。通常黄金チャーハンというと玉子がきれいにコーティングされたチャーハンの芸術品のことを言う。若干の期待をしてそれも注文。
さあ、ラーメンが出てきた。パッと見こってりしているような雰囲気だが、食べてビックリ。何味に仕上げたいのか主張がない。麺がスープに絡まない。一見無難に仕上げているが、残念ながらまた食べたいという味ではない。
続いて「黄金(こがね)チャーハン」これもビックリ。確かにチャーハン全体は黄色く仕上がっているのだが、なんとカレー味。おいおいその色は玉子じゃなくてカレー粉の色か。コレがまた食感がベタベタ。いっておくが俺がこの世の中でトップクラスに嫌いなのは、歩きタバコと寝タバコとベタベタのチャーハンだ。覚えておけ。ま、ベタベタなのはさておきこのチャーハンがまたラーメンと合わない。このチャーハンのカレーの味のあとに、あの主張のないラーメンを食べると余計にラーメンの味が分からなくなる。仕方なしにラーメンを食べ終えた後にチャーハンを食べた。
食べ終えた後に「名古屋ラーメン」について考えた。その定義はなんぞや?残念ながら俺には説明が出来ない。誰か教えてくれ。名古屋ラーメンって一体何?ナゴヤでたべるラーメンのこと?答えは秋風とともに遠くへいってしまいそうな、疲れだけが残るナゴヤ出張であった。